水筒はアウトドアの必需品ですよね。最近ではコンパクトサイズから大容量サイズまで幅広く販売されています。用途に合わせて何種類か持ち合わせている方も多いのではないでしょうか?
そんな水筒が、今や100均でも手に入るようになりました。今回は100円ショップ『ダイソー』から販売されている水筒の保冷力やその特徴について、徹底的に調べてみたいと思います。是非購入の参考にしてみてください。
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100均で販売されている水筒
ダイソーやセリアからは、100円で買える水筒が数多く販売されています。
ダイソー
ダイソーからはプラスチック製のボトルタイプのものや、
タンブラーも販売されています。
セリア
セリアからもダイソー同様ボトルタイプのものや、
キャンプアイテムとして使える水筒も販売されています。
ダイソーとセリア 水筒ラインナップの大きな差
写真のように、ダイソーもセリアも『プラスチック製』の似たような商品が多いですね。その多くは直飲み式のボトルタイプのもの。一見すると大きな差はないように感じます。
ところが、ダイソーにはプラスチックの水筒だけではなく、『ステンレス製』の水筒も販売されているのです。この『ステンレスボトル』が、ダイソーとセリアの大きな差でしょう。今回は『ステンレスボトル』について、徹底調査していきましょう。
【ダイソー】ステンレスボトルの種類
ダイソーからは、220ml・350ml・470mlのステンレスボトルが展開されています。カラーはどのサイズも『ブラック』『ホワイト』の2カラーです。水筒コーナーにて販売されていますよ。
220ml(500円)
350ml(500円)
今回は一番容量の多い470mlのステンレスボトルを購入してみました。
470ml(500円)
【ダイソー】ステンレスボトルのスペックと特徴
それではダイソーから販売されているステンレスボトルのスペックと特徴を見ていきましょう。
【ダイソー】ステンレスボトルスペック
サイズ | 直径約6cm×高さ24.5cm |
---|---|
実用量 | 約0.47L |
保温効力 | 58℃以上(6時間) |
本体の材質 | ステンレス鋼 |
蓋の材質 | ステンレス鋼・ポリプロピレン |
中栓の材質 | ポリプロピレン |
パッキンの材質 | シリコーンゴム |
使用上の注意
- 火や熱源のそばに置かない
- ドライアイス、炭酸飲料は破損の原因になるので入れない
- 乳飲料、果汁、アルコールは腐敗や変質の原因になるので入れない
- お茶の葉、果肉などは詰まりや漏れの原因になるので入れない
- スポーツドリンクを入れた場合は、使用後すぐに洗浄する
- 氷を入れる場合は小さくしてから入れる
- 飲み物は、中栓下端より少なめに入れる
- たわし、クレンザーは使用しない
- 電子レンジ、食器洗浄機、食器乾燥機は使用しない
- 冷凍庫には入れない
ダイソーステンレスボトルの特徴
飲み口は直飲みタイプではなく、コップに注いで飲むタイプです。注いだ水が割れることはなく、コップにダイレクトに届きます。
広口なので、洗いやすいですね。
蓋にストラップがついているので、持ち運びがしやすいです。強く引っ張ってみても、取れてしまうことはありませんでした。意外と丈夫なようです。逆に言えばストラップが取れないので、必要ない人にとっては邪魔になってしまうかもしれませんね。
ストラップがあるので、フック等にかけておくこともできます。キャンプではランタンハンガーなどに吊るしておくこともできそうです。
ごちゃごちゃしがちなテーブルの上に置かなくてすみますね。
しかしストラップが蓋の真ん中についているため、置くとストラップが邪魔をして安定しません。写真のように、少し斜めになってしまいます。こぼれてしまうほどではありませんが、少し気になります。
水筒を選ぶうえで気になるのは『漏れないか』ということですよね。
このステンレスボトルは逆さにしても、内容物が漏れることはありませんでした。軽く振ってみても大丈夫です。漏れる心配がないのは嬉しいですね。
【ダイソー】ステンレスボトルの保冷力は?
500円と安価で手に入るステンレスボトルですが、保冷力が無ければ意味がありませんよね。気になる保冷効力ですが、取扱説明書には保温効力の記載はありますが保冷効力の記載はありません。そこで、どれほど保冷力があるのか実証してみたいと思います。
ダイソーのウォーターボトルと比較
今回ステンレスボトルの保冷力を比較するために、同じくダイソーでウォーターボトルを購入してきました。
簡易的なタイプなので保冷力はあまり期待できませんが、比較として一緒に実験してみたいと思います。ちなみに値段は100円です。
実証!ステンレスボトルの保冷力を確かめてみた
ステンレスボトルの保冷力を確かめるために、以下のように実験してみたいと思います。
実験方法
- ペットボトル2本に同じ量の水を入れ、約12時間冷蔵庫で冷やす
- ステンレスボトル、ウォーターボトルにペットボトルの水を入れる
- 更に水温を下げるため、同じ大きさの氷を2つ入れる
- 時間の経過ごとに水温を測り、保冷力を確かめる
それでは早速実証していきましょう。
冷やした水と氷(2つ)をそれぞれの容器に入れる
まずは約12時間冷やした水と氷を、ステンレスボトル・ウォーターボトルに移します。開始時の水温は以下の通りです。
それでは実験スタート
①30分後の水温
ステンレスボトルは30分経過しても水温に変化がありませんでした。その反面、ウォーターボトルは室温の影響を受けてか、一気に5℃近くも水温が上昇しています。
②1時間後の水温
ステンレスボトルは1時間経ってもほぼ水温に変化がありません。わずか0.1℃の上昇です。
③2時間後の水温
2時間経つと、ステンレスボトルの水温は5℃台になりました。一方ウォーターボトルは16℃を越えてきました。一般的に『常温の水』は15~25℃を指すので、この時点でウォーターボトルの水は『常温』になってしまいました。
④3時間後の水温
3時間経ってもステンレスボトルの水温は低いままです。『冷水』は10℃以下を指すので、まだまだステンレスボトルの水は『冷水』と言えますね。
⑤4時間後の水温
ウォーターボトルが20℃を越えたのに対し、ステンレスボトルの水温は未だ6℃台です。3倍以上の温度差がありますね。
⑥5時間後の水温
5時間経ちましたが、ステンレスボトルの水温は低いままです。開始時からの水温の上昇は、わずか3℃未満です。ウォーターボトルは5時間で約17℃上昇したので、その差は歴然ですね。
水温の変化のまとめ
開始時の水温から6時間後の水温の移り変わりを一覧にしてみました。
ステンレスボトル | ウォーターボトル | |
開始時 | 4.7℃ | 5.0℃ |
30分後 | 4.7℃ | 9.8℃ |
1時間後 | 4.8℃ | 12.8℃ |
2時間後 | 5.5℃ | 16.4℃ |
3時間後 | 5.8℃ | 18.0℃ |
4時間後 | 6.6℃ | 20.2℃ |
5時間後 | 7.3℃ | 21.9℃ |
一覧にすると、ステンレスボトルの保冷力の高さがよくわかりますね。この結果から、ダイソーのステンレスボトルの保冷力は夏に使える水筒と言えるでしょう。
ステッカーで自分好みにアレンジ!
ダイソーのステンレスボトルは柄がなく、単色でシンプルなデザインになっています。ステッカーやシールなどを貼ってみるのもいいかもしれませんね。
私は【CHUMS(チャムス)】のステッカーを貼ってみました。ボトル自体がシンプルなので、ステッカーが目立ってとても可愛く仕上がりました。これでオリジナルボトルの完成です!
このようにひと手間加えてオリジナリティを出してみるのもいいですね。
まとめ
今回はダイソーのステンレスボトルをご紹介しました。気になる保冷力も徹底調査してみましたが、実験の結果高い保冷力を確かめることができました。
これから暑い夏がやってきますが、このステンレスボトルはキャンプにも十分役に立つと思います。高い保冷力があるので、野外でも冷たい飲み物を飲むことができるでしょう。水分補給は熱中症予防にもなるので、1本購入してみるのも良いと思います。ワンコインとコスパも抜群なので、是非検討してみてくださいね。