キャンプやバーベキューで必須となるのが火バサミや薪バサミ。
アウトドアシーンでは調理目的に使うトングとは別で用意したいですね。
ちょっと地味?と思われるかもしれませんが、火ばさみにこだわると、焚火やバーベキューがより充実したものに!
でも、実際に少しいいものに買い替えようとすると様々な種類があって迷ってしまいますよね。
そこで今回は、キャンプなどで使える火ばさみと薪ばさみについてご説明していきます。
使い方や選び方、おすすめ商品まで紹介していくので、参考になると嬉しいです!
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火ばさみ・薪ばさみとは?
バーベキューや焚火をする時に炭や薪を掴んだり、ごみを拾ったりするのに便利な火ばさみ。
力を使わずに大きな薪を持ち上げたり、熱い炭などを離れた場所から安全に移動したりするのに便利なアイテムです。
また、火にかけたダッジオーブンの蓋を開けたりケトルなどをひっかけて持ち上げることもできるため、様々な用途で永く愛用したいのであれば、自分持っている、もしくは今後に購入するギアとの相性を確かめておくことも重要です。
火バサミとトングの違い
火バサミとトングの違いは大きく分けて3つあります。「使用目的」「長さ」「先端の形状」の3つの違いについて、詳しく説明しましょう。
まず、使用目的ですが、一般的に火バサミは炭を掴むもの、トングは調理に使用するものとして分類されます。
もちろん、どちらも多目的に利用できますが、火バサミは熱い炭を扱うため、火傷しないよう、長めに出来ているのに対し、トングは具材を掴みやすいよう、短めに作られていて、それぞれ用途に合わせて使用しやすいことが特徴です。
また、火バサミは先端の形状がギザギザしたものが多く、トングは平べったい形をしています。焼き肉用トングは、先端が細くなったタイプも人気で、形状も各商品で異なりますが、似ているようで、製品の特徴・用途に関して「火バサミ」と「トング」にさまざまな違いがあります。
おしゃれな焼肉用トングのおすすめ6選!ソロキャンプやBBQのマイトングに最適!
焚火に薪ばさみや火バサミは必要?
焚き火をする時に、薪バサミや火バサミは本当に必要?トングで代用できない?と考えている方も多いことでしょう。
物を掴むといった点では、トングで代用している方もいますが、使い勝手が悪く、掴みにくい、熱くて炭を持つのが大変 など様々な問題があります。そのようなトラブルを一挙に解決してくれるのが、薪バサミ・火バサミです。地味ですが、キャンプの焚き火を快適に安全に楽しむための必須アイテムとも言えるでしょう!
火バサミは耐久性・耐熱性に優れている!
耐久性・耐熱性に優れていること、柄が長く熱い薪や炭を扱うときも熱さを感じにくく、火傷を防止できること、重いものでもしっかり掴める安定感があり、多目的にも利用出来ることが薪バサミ・火バサミのメリットとして、挙げられます。
薪ばさみはキャンプに必須アイテム
「今まで100均のトングを使用していたけど、専用火バサミを利用したら、使い勝手が良くて感動した」「ダッチオーブンの蓋を開けたり、重いものも安定して持ち上げられて便利で頼りになるアイテム」など、薪バサミ・火バサミを新しくキャンプアイテムとして迎えて、その使いやすさに「もう、トングには戻れない……」と感じている人も!
まだ、使用したことがない方も是非、キャンプアイテムとして迎えたい、おすすめアイテムの一つだと言えます。
火ばさみ、薪ばさみの選び方
100均などでも購入できる火ばさみ、薪ばさみ。
手軽に買えて便利な一方、重たい薪を持ち上げるには力が必要だったり、火のついた炭を扱うのに強度が心配だったり、使い勝手はそれなりと感じる人も多いはず。
では購入にあたって、どんなことをチェックすればよいのでしょうか?
火ばさみや薪ばさみにもデザインやサイズ、素材の違いがあり、使い心地が変わってきます。
ソロキャンプならコンパクトで軽量なもの、焚火の雰囲気をよりアップさせたいなら好みのデザインのもの、など自分が火ばさみをどんな風に使用するのかを想像して選ぶのがおすすめです。
火ばさみ・薪ばさみのタイプ別の使い勝手
火ばさみや薪ばさみのデザインはシンプルなV字のデザインのトングに似た形状のものと、ハサミタイプのものがあります。
V字デザインのものは比較的リーズナブルで扱いやすいのが特徴です。
ハサミデザインのものは握力が少ない女性や子どもでも重たい薪を安全に挟むことができます。
あまり重たいものを掴まない、使いやすさ重視ならV字デザイン、重たい薪やケトルを引っ掛けるのにも使いたい場合はハサミタイプのデザインがおすすめです。
V字タイプの特徴
誰でも使いやすいデザインで万能に使えるタイプです。
重たい薪を持つ場合は握力が必要で手が疲れる点や先端が広がりかさばる点がデメリットとなります。
はさみタイプの特徴
太い薪を軽い力でしっかりとキャッチできます。
カシメの部分の品質次第では使いにくい場合があるので製品選びには要注意です。
火ばさみ・薪ばさみの材質
火ばさみや薪ばさみの材質はステンレスとスチールが一般的です。
それぞれの材質の特徴がこちら。
ステンレス
価格がリーズナブルなものが多く錆びにくいです。軽量なので持ち運びには良いです。
スチール
耐久性能や耐火性能がステンレスやアルミより高いです。重厚で武骨な雰囲気がカッコいいです。丈夫で壊れにくいですが品質が良いモノは高価になる傾向があります。
アルミニウム
軽量性を追求したアルミ製の製品が一部あります。バックパックキャンプなどには重宝されます。
どれも使用に問題はなく、一長一短という感じです。
リーズナブルな火ばさみを消耗品として使いたいならステンレス、丈夫で壊れにくい火ばさみが欲しいならスチール製の薪ばさみを選ぶと良いでしょう。
火ばさみ・薪ばさみの長さ(サイズ)選び
基本的に燃えている薪を挟むことが目的のアイテムなので、離れた場所からも安全に薪や炭を移動できる長さが必要です。
ファミリーサイズの焚き火台の場合
40cm程度(3~4人用)の焚き火台で火バサミを使う場合は40cm以上の火バサミを選ぶと安全に使用できます。
ソロキャンプの焚き火台の場合
ソロキャンプ用の小さな焚火台なら30cm程度の火バサミでも大丈夫です。
長い方が安全に行えるので荷物とのバランスで選ぶと良いでしょう。
コンパクトな火ばさみを使う場合は必ずキャンプグローブ着用で使用しましょう。
使う時は長さが欲しいけれど収納はコンパクトにしたいという人には折りたたみ式のものもおすすめです。
100均の火バサミは使える?
ダイソーとセリアの火バサミを使ってみましたがどうやら焚火には向きません。
長さは良いので炭をつついたり小さな薪をつかんだりはできますが重たいものは無理なので割り切った使い方になります。
無理して使うと変形してしまうので軽いもののみの使用にした方が良いです。
キャンプにおすすめの火ばさみ、薪ばさみランキング
使い勝手や見た目の良さはもちろん、安全性が一番重要な火ばさみ、薪ばさみを使ってみた結果をランキング形式で紹介します!通常タイプと超軽量タイプに分けてランキングにしています。
メリットとデメリットもチェックして購入の参考にしてください!
1位 テオゴニア(TEOGONIA)/ファイヤープレーストング
材質 | サイズ |
---|---|
スチール、木材 | 全長420mm |
重量 | タイプ |
390g | ハサミタイプ |
YouTubeでキャンプ動画を配信して大人気のヒロシさんも愛用している商品です。
テオゴニアの火ばさみを持つヒロシさんのビジュアルがカッコ良くて購入した人もの多数いるのではないでしょうか。
テオゴニアの火ばさみはグリップとは別の持ち手部分に指を入れて開閉ができるので、はさみタイプの火ばさみに慣れていない人でも使いやすいのが特徴です。
職人が日本国内でひとつひとつ手作りをしている薪ばさみでロゴスと比べカシメ部分がしっかりとしています。
写真はこの度、自分用に購入した物ですが、購入したきっかけは2年前に購入した友人のモノはズレることなく高い耐久性を維持しています。
色々試してみてやはりテオゴニアの薪ばさみが一番良いと感じ購入しました。
ガンガン使い込むことで育てるタイプのキャンプギアで愛着が沸く薪ばさみです。
テオゴニアの薪ばさみの良い点は先端の幅が広いので薪をつかむのにとても使いやすいですよ。
グリップも使うごとに味わい深い色合いに代わりカッコいいです。
デメリットに感じる点は特にありませんが唯一挙げるとすれば軽量コンパクトなタイプと比べると若干かさばる点です。
それでもバックパックの高さよりも短いので問題なくパッキングできます。
とてもバランス良く使い勝手のイイ薪ばさみです。
自分専用の焚き火ギアとして長く使いたい方にはとてもおすすめの薪ばさみです!
テオゴニアの薪ばさみはソロキャンプでの薪ばさみの代表的な製品となり人気が高いので類似品や偽物が多く販売されているので購入の際には品質の信頼ができない中華製を購入しないように注意してください!
本物にはグリップにMADE IN JAPANのシールが貼られています。
Amazonでは類似品が安く販売されていますので間違えて購入しないように気を付けてください。
偽物が送られてきた際には返品ができる可能性もありますので確認してください!
※amazonでの購入は偽物が紛れている可能性があります。
正規品の購入は正規代理店で購入してください。
2位 スノーピーク(snow peak)/ Pinchers Hibasami 火ばさみ
材質 | サイズ |
---|---|
本体/ステンレスグリップ/ビーチ材 | 43.2×7.6×2.5cm |
重量 | タイプ |
200g | V字タイプ |
火ばさみランキング常連のスノーピーク。
V字型の火ばさみにしては高価ですが、それ相応の耐久性があります。
グリップ部分にビーチ材を使用していて、滑りにくく持ちやすいのもメリット。
V字型の火ばさみに慣れている人にとっては使いやすいと思います。
シンプルながらデザイン性も高く使いやすい火ばさみです。
しっかりとした厚みのある鋼材で大きな薪をつかんでも歪むことなく、きっちり掴めるので非常にお勧めです。
3位 LUHANA 火バサミ 薪バサミ バネ付き
材質 | サイズ |
---|---|
スチール、木材 | 全長390mm |
重量 | タイプ |
370g | ハサミタイプ |
日本ブランドのLUHANAのハサミタイプの薪バサミは無骨なかっこよさに加えて開きやすさの利便性を兼ねそろえています。
バネが付いているので開くのが楽でスムーズに使用できます。
先端は平らになっており大きな薪でもしっかりとキャッチできます。
もちろん、小さな小枝もつかめるので焚き火やBBQでの使用で困ることはありません。
テオゴニアの薪バサミよりもやや短く軽量・コンパクトなメリットがあります。
バネ付きということもあり開きやすく手が小さな女性やお子様には特におすすめです。
使用しないときには付属の皮ひもで止めてコンパクトに収納可能です!
4位 スノーピーク(snow peak)/焚き火ツールセットPRO
材質 | サイズ |
---|---|
スチール、木材 | 全長545mm |
重量 | タイプ |
795g | V字タイプ |
大きな焚き火台でも安心して使いたい方におすすめなのがこちらの焚き火ツールの火バサミです。
長さが545mmととても長さがあり大きな焚き火にへの薪の供給も熱さを感じることなく使用できます。
重厚感があり強固な作りで一生使える『男の火遊びセット』として本格的に焚火をしたい方は是非チェックしてみてください!
キャンプサイトにぶら下げていててもカッコいいアイテムです!
全長が長く、炎に対して安心感がある反面、『大きく』『重い』というデメリットがあります。
使用感は使っているうちに馴染んできて使いやすく感じてきますがコンパクトな持ち運びを重視する方にはおすすめできません。
5位 ロゴス(LOGOS)/薪ばさみ
材質 | サイズ |
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スチール、木材 | 42×8×2.5cm |
重量 | タイプ |
330g | ハサミタイプ |
見た目がスマートなロゴスの薪ばさみ。
使い方は親指と人差し指でグリップを掴んで残りの指でもう一方をにぎるだけ。
普通のハサミのような指を入れる部分が無いので、持ち方には少しだけコツが必要です。
使い慣れてくれば薄い枯れ葉や重たい薪もしっかり掴めます。
グリップ部分にレザーベルトがついているのでひっかける収納も可能。
煩雑になりがちなキャンプサイトでもわかりやすい場所に引っ掛けておけると便利ですね。
カシメ部分の緩みは致命的で使用するにつれてどんどん緩んできます。
カシメが緩むとかみ合わせが悪くなり使いモノにならない状態になります。
ロゴスの薪ばさみを使用している人はカシメ部分をネジに変更して改善して使っているようです。
カシメを変更して使用するのであればテオゴニアよりも値段が安いので検討しても良いかもしれませんね。
手を入れる部分も使いにくいと感じる点があるので注意してください。
軽量系の火バサミランキング
1位 ベルモント 軽量アルミ火ばさみ
材質 | サイズ |
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アルミニウム、ステンレス | 約33cm |
重量 | タイプ |
70g | V字タイプ |
超軽量で選ぶならベルモントの火バサミがおすすめです。
TABIの収納袋に収めれば焚き火台(TABI本体約423g)と合わせても約500gで収まるという超軽量ぶり!
先端は薪をつかみやすいよ仕様になっています。
太く重たい薪もしっかりキャッチできます。
ベルモントから販売されている焚き火台TABIの収納袋に収まります。
長さが短いので40cm以上の大きな焚き火台に向かないくらいで大きなデメリットはありません。
ソロキャンプ用の焚き火台で何度か使用してみた感じ特に使いにくく感じる点はありませんでした。
軽量コンパクトな火バサミを選びたい方にはおすすめできます!
材質 | サイズ |
---|---|
スチール、木材 | 全長420mm |
重量 | タイプ |
390g | ハサミタイプ |
2位 大五郎 レンタン鋏
材質 | サイズ |
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本体/スチール | 28.5×1.3×8.2cm |
重量 | タイプ |
135g | ハサミタイプ |
コンパクト軽量で選ぶならレンタン鋏がおすすめです。
長さが短いので大きな焚火の時には使うことができませんのでソロキャンプの時のような小さな焚火やBBQでは重宝します。
安くヤスリ柄が販売されていますのでカスタムして個性的に使うのも面白いと思います。
3位 コニファーコーン アングルマスター
材質 | サイズ |
---|---|
本体/ステンレス グリップ部/ヒノキ | (使用時)L235×H16(mm) (折り畳み時)L135×H16(mm) |
重量 | タイプ |
約80g | V字タイプ |
折りたたみ式でコンパクト性では最強といえるサイズ感の火バサミです。
食材トングとしても使えて人それぞれ好みの使い方が可能です。
折りたたみサイズは手の平に収まるサイズで小さな焚火台で楽しむには面白いアイテムです!
他にもある人気の火バサミ
ファイヤーサイド/ファイヤーバード
薪ストーブ用アイテム販売しているファイヤーサイドの火ばさみは鉄素材。
黒染めと言われる特殊な技法は見た目の美しさだけでなく、さび止めの効果もあります。
とがった先端で大きめの炭を割って炭の調節ができるのも特徴的。
炭を割ったり薪を挟んだりの他に、火かき棒としての性能もあり一本で何役もこなしてくれる優れもの。
本牛側のカバーも付いていて見た目の高級感は抜群です!
ファイヤーサイドは火ばさみの他に火吹き棒「ファイヤーブラスター」も人気商品。
火ばさみと火吹き棒があれば軽装備でのソロキャンプでも火起こしが楽に行えますよ。
バンドック(BUNDOK) /万能 キャッチャー
使いやすいシンプルなアウトドアアイテムをリーズナブルな価格で提供しているバンドックの火ばさみは、軽量コンパクト。
少しでも装備を軽く少なくしたいソロキャンプに、30㎝の火ばさみはかなり優秀ですね。
火ばさみにしては軽量な50gで、ハイキングキャンプなどでも持ち運びが苦になりません。
180円という価格ながら、細かいごみや細い小枝までしっかり掴み、固定してくれます。
100均よりは良いかもしれませんが消耗品と捉えてガンガンラフに使いたい人におすすめの一本です。
野良道具製作所 野良バサミ
伸縮可能な設計で、コンパクトに収納できるため、持ち運びに便利な火バサミです。
ステンレス製で耐久性・耐熱性に優れ、厚みもあり、安定性が魅力です。
薪や炭が使いやすいだけでなくブラックのシンプルでシックなデザインも人気の秘訣!
見た目の機能性も優れた火バサミだと言えるでしょう。
デザインにこだわりたい方、持ち運びに便利でコンパクトタイプの火バサミをお探しの方におすすめしたい、こだわりの商品だと言えます。
キャンピングムーン(CAMPING MOON) ステンレス薪ばさみ
持ちやすい天然木のグリップと先端が細く、細かいものも掴みやすい設計が魅力の火バサミです。
頑丈なステンレス製で、耐久性・耐熱性に優れ、錆びにくく長期的に使えるアイテムだと言えるでしょう。
安定性があるため、重量のある薪や炭も持ちやすく、多目的に利用したい場合にも重宝します。
デザイン性が高い薪バサミをお探しの方や細かいものも掴みやすい機能性が高い商品が良い方におすすめできる高品質な薪バサミです。
まとめ
おすすめの火ばさみ、薪ばさみについてご紹介しました。
わざわざメーカーのものを購入しなくても…と思われるかもしれませんが、使ってみると一目瞭然。
太い薪を焚火台の上で移動させたい時や、火付けの時に枯れ葉や小枝を掴む時などに重宝します。
焚火をちょこちょこ触りたい人は専用のものを一本用意しておくのが断然おすすめです!
アウトドアは雰囲気を楽しむのも醍醐味。
お気に入りの火ばさみが手元にあるだけで気分が上がりますよ!
自分にピッタリの火ばさみを購入して、アウトドアをより便利に楽しんでみませんか?