スマートフォンの充電や、冬場の電気毛布など、キャンプでも電気があるととても便利ですが、電源付きのサイトがあるキャンプ場ばかりではありませんし。
冬場は電源付きサイトも予約が埋まりがちです。
そんなときに活躍するのがポータブル電源。キャンプだけでなく災害時にも備えて1台は持っておくと重宝します。
今回はポータブル電源の中でも高い人気を誇るメーカー、Jackery(ジャクリ)のポータブル電源400についてスペックや使用感をまとめてみました。
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Jackery ポータブル電源400について
Jackery(ジャクリ)は2012年に設立されたアメリカのメーカーで、高品質なポータブル電源・ソーラーパネルを生産・販売しています。
2019年に日本へ進出し、2021年6月時点で累計19万台以上の販売実績と高い評価があります。
アメリカでは大手かつ信頼度の高いメーカーで、日本でも最近ではAmazonのセールでキャンペーンを行い話題になるなど、人気上昇中です。
Jackery ポータブル電源400の基本的なスペック
サイズ | 230×153.2×167.3mm |
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重量 | 4.1kg |
バッテリー容量 | 112200mAh/400Wh |
定格電力 | 200W |
瞬間最大出力 | 400W |
動作温度 | -10℃〜40℃ |
バッテリー | リチウムイオン |
価格 | ¥44,800(税込) |
ポータブル電源は大きい、重いイメージがありますが、サイズ・重量共にかなりコンパクトで、片手でも容易に持ち運ぶことができます。
また、動作温度が-10℃までですので、雪中など極寒のキャンプで使用する場合は注意が必要です。
家庭製品への充電時間の目安
5Wライト | 約35時間 |
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カメラ | 約9回 |
パソコン | 約5.5回 |
ゲーム機 | 約15回 |
液晶テレビ | 約6時間 |
スマホ | 約42回 |
公式HPには家庭製品への充電時間の目安も記載されています。
スマホやパソコンなどをキャンプに持って行って使用するには十分な充電可能回数かと思われます。
jackeryポータブル電源400の定価!最安値は?
jackeryポータブル電源400の直近の最安値は6月14日から22日までの34,944円でJackeryJapan公式オンラインストアでのセール時の値段が一番安かったようです。
現在の価格は公式ストアで44,800円 アマゾンでは38,080円とアマゾンの方が安く購入できます。
ただ、できるだけ安く購入したい場合は今後の公式ストアのセール情報をチェックしておきましょう!
ポータブル電源400の特徴
コンパクトながらパワーも十分の実際のポータブル電源400ですが、さらに詳細を見ていきます。
外観
先述したとおりコンパクトな作りになっており、取手は折りたたみ式になっていてスマートです。
スイッチやディスプレイ、差し込み口などは全て全面に配置されており、側面右側には冷却ファンがあります。
ポート類
Jackeryポータブル電源400には3種類の出力ポートがあります。
シガーソケット | 1口 12V/10A(最大120W) |
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USB | 2口 5V/2.4A |
AC | 1口 100V/2A 60Hz |
充電はINPUTと表記されているDC入力ポートまたはシガーソケットから行います。
また、別売りのソーラーパネルを使用して太陽光から充電することも可能です。
使用方法
使用方法はとてもシンプルで、使用したいポートの横についているボタンを押すだけ。
使用中のボタンは緑色に点灯しており、全てのポートを同時に使用することも可能です。
使用を終える時は再びポート横のボタンを押すだけでとてもシンプルです。
冬キャンプでの使用
ポータブル電源がキャンプで活躍するのはやはり冬です。冬のキャンプに役立つ電化製品を実際に冬のキャンプで使ってみたのでぜひ参考にしてみてください。
ホットカーペットの使用
お座敷スタイルで大活躍のホットカーペット。
キャンプでぜひ使用したいという方も多いと思いますが、こちらはポータブル電源400では使用できませんでした。
というのも、こちらのホットカーペットは2畳用で消費電力100V〜400W。
それに対し、ポータブル電源の定格電力は200Wですので弱や1畳用であればギリギリ使用できますが、公式HPの稼働時間シュミレーターを使用してみると、200Wですと2時間も電力が持ちません。
(公式HPの稼働時間シュミレーターを使用 https://www.jackery.jp/products/explorer-400)
強にしてみるとホットカーペットが電源が瞬間的に入ったり消えたり…という状態になってしまい、安全面を考慮しても、ホットカーペットをポータブル電源400で使用するべきではないでしょう。
なお、1畳用のホットカーペットであれば100〜200Wの消費電力のものがあるので、製品によっては問題なく使用できるかと思いますが、こちらも長時間の使用はできないと考えられます。
電気毛布の使用
冬キャンプは夜寒さで起きてしまうという方も多いのですが、そんな時に役立つ電気毛布。寝袋の中に入れて使用すれば弱でも十分に暖まります。
製品や大きさにもよりますが電気毛布の消費電力50W程度です。
稼働時間シュミレーターですと6時間48分の予測稼働時間ですので、就寝前に電源を入れれば朝方まで暖かさを保ってくれる想定です。
ただし、特に気温の低い冬のキャンプですと電池の減りがかなり早くなるため注意が必要です。
保温バッグは必須
(画像引用:Jackery公式HP)
Jackeryのポータブル電源に使用されているリチウムイオンバッテリーは、寒さや暑さに弱いことも特徴です。
冬のキャンプでは特に夜は0℃を下回ることもあり、12月に保温ケースに入れずに使用した際は電気毛布を弱で1時間ほど使用しただけで充電が切れてしまいました。
その後同じく12月に保温バッグに入れて使用したところ、やはり朝方には切れていましたが、寝て3時間ほどしてから夜中に目が覚めた時はまだ稼働していました。
寒さでバッテリー自体の寿命も低下してしまうので、冬のキャンプに持っていく際は保温性のある収納バッグは必須だと感じます。
Jackery公式でも収納バッグが販売されていますのでぜひチェックしてみてください。
ポータブル電源240との比較
(画像引用:Jackery公式HP)
Jackeryのポータブル電源は240/400/708/1000/1500の5機種があります。その中でもポータブル電源240は見た目が400とほぼ同一にも関わらず価格が大きく違い、どちらを買うか悩む方も多いかと思います。
ポータブル電源240のスペック
サイズ | 230×133×167mm |
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重量 | 3.08kg |
バッテリー容量 | 67200mAh/240Wh |
定格電力 | 200W |
瞬間最大出力 | 400W |
動作温度 | -10℃〜40℃ |
バッテリー | リチウムイオン |
価格 | ¥19,800(税込) |
ポータブル電源400とサイズはほとんど変わらず、重さは1.02kg程度の差。大きく違うのはバッテリー容量と価格です。
ポータブル電源240のバッテリー容量は67200mAh/240Whで、家庭製品への充電回数はスマホであれば約24回、パソコンであれば約3回と、ポータブル電源400の半分強。非常用や機器の充電をメインに使用するのであれば十分な容量です。
また、価格はポータブル電源400の半額以下で、ポータブル電源の入門としても購入しやすい価格です。
冬キャンプでの使用
ポータブル電源240で50Wの電気毛布を使用した場合の稼働時間をシュミレーションしました。
予測稼働時間は4時間5分。ポータブル電源400と比べると2時間43分短い予測です。
通常稼働でも夜中に切れてしまう想定であり、先述したように寒い環境下ではバッテリーの減りも早くなりますので、冬のキャンプで使用すると収納バッグに入れても1-2時間程度で切れてしまうのではと考えられます。
冬キャンプにおいて電気毛布を使用することが決まっているのであればバッテリー容量は400Wh以上を購入するのが良いでしょう。
Jackeryポータブル電源400はコンパクトさと便利さを兼ね備えた1台!
人気急上昇中のJackeryのポータブル電源。
400はコンパクトなサイズと重さながらも、冬のキャンプでも活躍ができる容量があり、
本体の大きさや重さをを気にせず、ホットカーペットやコタツなど、電化製品をキャンプでもたくさん使う方はさらに大容量の708Wh、1000Wh、1500Whもチェックしてみてくださいね。