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モーラナイフの手入れ方法と研ぎ方!少しの手間で切れ味アップ

モーラナイフ研ぐ

皆さんが持っているナイフは普段どのようなお手入れをして保管していますか?中には全く手入れしていない、使った後は拭いてカバンの中に放置という方も意外と多いのではないでしょうか。
せっかくのお気に入りのナイフも正しい手入れができていないとその寿命をはやめてしまい、思った以上に早く買い換え時期がきてしまうなんてこともあり得ます。
今回はお気に入りのナイフを長く使用していくために、ナイフの正しい手入れ方法をご紹介して行きます。

日常的なメンテナンス

今回はスウェーデンの人気ナイフブランド「モーラナイフ」から初心者にも扱いやすいモーラナイフ コンパニオン ヘビーデューティーを例にあげ、その手入れ方法について見て行きたいと思います。
日常的な細かなメンテナンスがナイフの寿命を大きく左右するのでしっかり抑えておきましょう。

日常的なメンテナンス①汚れの除去

当たり前ですがナイフは使えば必ず汚れるものです。
汚れをそのまま放置してしまうと匂いがナイフに残ってしまったり、切れ味の早期低下の原因につながります。
そのような状況を作らないためにも、使用後は必ず汚れを拭いて落としましょう。

とくに魚や肉類など油分を多く含んでおり拭いても油汚れが残ってしまうような場合は中性洗剤を使って落とします。
食べ物だけでなく木を切った場合も、木材によっては樹脂が付着してしまう場合があるので、その場合も中性洗剤で丁寧に落とすのが効果的です。
洗剤を洗い流す際には、60度程度のお湯を使うと油汚れの洗浄にはより効果的です。
また食材を切った後の洗浄で殺菌を兼ねる場合には沸騰したお湯を使って流すと効果的でしょう。

日常的なメンテナンス②乾燥

ナイフにとって使用後の乾燥はとても重要です。
ステンレスナイフは水分に強く錆びにくい特徴がありますが、全く錆びないわけではありません。
そのまま放置していれば頑固な錆びが発生してしまうこともあります。
洗浄し汚れを取り除いたナイフはタオルなどを使って必ず水分を拭き取りましょう。

日常的なメンテナンス③油分による保護

カーボンナイフの場合は乾燥後に薄く油分を馴染ませましょう。
油分を馴染ませることでカーボンナイフの状態維持、錆び防止の効果があります。

油分には刃物専用の刃物油を用いるのが望ましいですが、家にあるもので代用するならばサラダ油やリップクリームなどが効果的です。
ただし、あくまでもこちらは日常的なメンテナンスとなります。
この状態で長期的に使用せずに放置してしまうと、馴染ませた油が酸化してしまい、油が錆を引き起こす原因となってしまう恐れがあります。

ナイフを使用しなかったとしても、少なくとも1ヶ月程度を目安にメンテナンスすることで状態を良好に保つことができるでしょう。
ステンレスナイフの場合は基本的にこの油分による保護の行程は必要としません。
しっかりと乾燥させ、清潔な状態で保管しましょう。

ナイフを研ぐポイント

ナイフは使用とともに必ず切れ味は衰えていくものです。
そのためナイフを所持している以上は必ずナイフを研ぐ時が訪れます。
現状としてご自身が持っているナイフの切れ味に満足している方も、いつでもナイフが研げるようにポイントを抑えておきましょう。

ナイフを研ぐポイント①砥石の粒度

砥石の荒さはヤスリなどと同様に#100や#400といったように、目の粒度(荒さ)を番手という数字で表します。
数字が大きくなるにつれて粒度が細かくなります。言い方を変えると#100はザラザラ、#3000はサラサラ、滑らかといった感じです。
一般的にナイフの日常的なメンテナンスとしては#800〜#1500程度の中砥石が用いられます。

初めて砥がれる方は扱いやすさと効果の観点から#1000程度の砥石で研ぎましょう。

ナイフを研ぐポイント②しっかり濡らす

ナイフを研ぐ際には砥石とナイフの水分を絶やさないことがポイントです。
理由としてはナイフの滑りを良くすることと摩擦による熱を軽減することなどが挙げられます。

水分がない状態で研いでしまうと摩擦により熱が生まれ、刃の歪みの原因に繋がる恐れがあります。
また研いでいる際に出てくるとぎ汁にも研磨剤が多く含まれているため流さないように注意しましょう。

ナイフを研ぐポイント③刃を研ぐ角度

研ぐ角度を意識しながら行いましょう。研ぎたい部分を砥石に並行に当てることで適切に刃を研ぐことができます。
実際に研ぐ部分は色が変わっている刃の部分のみになります。
ブレードの表面全体を研磨してしまうとただただ傷を増やしてしまうことにつながるので注意しましょう。

ナイフを研ぐポイント③優しい力で研ぐ

モーラナイフ研ぐ

優しい力でゆっくり研ぐことで滑らかな切れ味へとつながります。
ガシガシと強い力で研いでしまうと力が均一に伝わらず、思ったように切れ味が改善されなかったり、刃が歪んでしまったりなどの原因にもつながります。

お勧めの砥石

私は両面砥石を使用しています。
アマゾンで安価なものですがゴム台もついているので滑らないので安全です。
ステンレスでもカーボンでも問題なく研げています。
中砥石 #1000 仕上砥石 #6000 を使っていますが、仕上砥石は#4000でもよいと思います。

▼中砥石 #1000 仕上砥石 #6000▼

▼中砥石 #1000 仕上砥石 #4000▼

ハンドル部の手入れ

コンパニオン ヘビーデューティーのハンドル素材はラバーです。
握った際にしっかりと固定され扱いやすい素材ですよね。
しかし、油分などが付着してしまうとグリップの安定性が損なわれ、素手で握るのも少し抵抗がでてきます。
そんな時には液体の中性洗剤で洗浄することをお勧めします。
固形でも良いのですが、ハンドルデザインの隙間に入ってしまうなど少し扱いづらい点もあるので液体の方が良いでしょう。
中性洗剤はブレードのメンテナンスにも使えるのでついでにハンドルも手入れできますね。
ハンドルは常に手が接触している部分なので衛生面の観点からも定期的な洗浄、除菌をしましょう。
ただし、熱湯による除菌はラバーの変形につながる恐れがあるため、ハンドル部は熱湯による除菌は避け、洗剤やアルコールによる除菌を行いましょう。

まとめ

ナイフにとって日頃の手入れは欠かせません。
油をなじませたり研いだりと面倒なことも多いかもしれませんが、道具に手間暇をかけて道具を育て上げるのはアウトドア好きな人々にとっては醍醐味の一つでもあります。
じっくりと面倒を見てあげることで一生モノの愛着のわく1本へと育っていくことでしょう。