アウトドアギアの中ではあまり目立たない存在のペグ。私自身は最近までプラスチック製のものや、テントを購入した際に付属してきた簡易的なものを使用しておりました。
プラスチック製のものは硬い地面で使用を重ねるとすぐに破損してしまい、この度しっかりとした一生モノのペグに新調したいと考えてたどり着いたのが「エリッゼステークアルティメットゴールド28センチ」です!
試しに使用してみるとその重厚なデザインや使い心地が大変気に入ったので、今回はその魅力についてご紹介させていただきます!
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エリステは村の鍛冶屋の看板商品
エリッゼステーク(通称エリステ)はペグ業界ではかなり人気の商品で知っている方も多いかと思います。
販売元は金物の町ともいわれる燕三条に位置する会社山谷産業のアウトドアブランドである村の鍛冶屋で、山谷産業の看板商品として販売されています。
エリステの他にもアルティメットハンマーなどが人気で、高度な鍛冶技術を用いた商品は時期によっては品薄になってしまうほどです。
エリステの特徴
エリステがペグ界の中で高い人気をほこっていることはご紹介しましたが、一体どのような優れた点があるのでしょうか。その特徴についてまとめました!
特徴①タフな鍛造ペグ
エリステは素材に使用される鋼材を約1100℃になるまで熱し、約1トンという強力な力で一気に圧力を加えて楕円形に仕上げているようです。
熱した鋼材に強力な圧力を加えることでペグの強度を増しているとのことですが、実際に他社製品の鍛造ペグと曲げ試験を行っており、その結果からエリステは非常に曲がりにくくタフな鍛造ペグであることが証明されています!
特徴②抜けやすく抜けにくい楕円形
エリステの最大の特徴はその楕円形の形です。
一般的な鍛造ペグは上からみると円形をしているものがほとんどなのですが、エリステを上から見てみると確かに楕円形をしているのが確認できます。
楕円形であるがゆえに砂利や石などがゴツゴツと混じった固い地面でもしっかりと刺さりこみ、地中で緩んでクルクルと回ることもありません!通常の円形ペグだと、ロープで強く引っ張られたり、強い風の影響をテントやタープが受けるとどうしてもペグが緩んだり回ってしまいがちです。
また抜くときは楕円形ペグの場合、90°ほど回転させてから引き抜くことで地面とペグの間に隙間ができて容易に抜くことができます。
エリッゼステークアルティメットゴールドの特徴
通常のエリステでも大変強靭で余程のことがない限り硬い地面で打ち込んでも曲がることなく、強風が吹いていてもしっかりとテントやタープを固定してくれます。
ではそのエリステのハイランクペグであるアルティメットは他のエリステと比べてどのような特徴があるのか、特徴についてまとめました!
特徴①高級感あふれる真鍮塗装
エリステアルティメットの最大の特徴はゴールドに輝くその圧倒的な存在感です!
塗装には真鍮を用いており、高級感溢れる深みのあるゴールドが普段は脇役的存在のペグに主役級の存在感を与えてくれます。
真鍮は経年劣化を楽しめる素材でもあるので、自身のキャンプ歴が増すごとにエリステアルティメットもその味わいを増していくことでしょう。
特徴②Ultimateの刻印
究極のペグであるエリステアルティメットだけに許された刻印「Ultimate」が刻印されています。
普段は消耗品としてお粗末な扱いをされがちなペグですが、究極な1本にはどこか特別感を感じ、長きにわたり大切に扱っていきたいと実感するペグです。
特徴③高い視認性
エリステだけでなく鍛造ペグのスタンダードカラーは黒色の製品が多いですが、硬くて丈夫な反面、夜間は視認性が低くつまずいてしまうなんて話も時々聞こえてきます。
エリステアルティメットの輝きは高級感だけではありません。
夜間の星空やランタンの明かりに照らされるエリステアルティメットはいい具合に光を反射し、その存在感を漂わせることで視認性が増してつまずき回避にも効果的です。
特徴④通常のエリステの2.5倍の硬さ
通常のエリステ同様の加工に加え、アルティメットは高周波焼入という加工を加えています。
加工に手間がかかっておりますが、これを行うことで通常のエリステの約2.5倍の硬さに仕上がっています!
エリステを打ち込んでみた
実際にどのような点が究極なのか、ペグ本来の用途である地面に打ち込んでみることでその能力を検証してみることにしました。
キャンプ場や公園の地面として多い芝生エリアと、タフな性能を試すためにキャンプ場の踏み固められた砂利混じりの地面の2カ所で打ち込んで見ました!
ちなみに使用するハンマーは同じく村の鍛冶屋のアルティメットハンマーです。
芝生
まずは芝生エリアです。
大きな釘を打つような感覚でペグを支えながら打ち込んでいきます。
ハンマーで4、5回ほど叩き込むことでスルスルと芝生の譜面に入り込んでいきました。ある程度整備されている地面なので打ち込みもそれほど大きな力を必要とせず、引っかかることなく地面に打ち込むことができました。
固い地面
続いて試したのがエリステアルティメットの持つ力を存分に力を発揮できそうな固く踏み固められた地面です。
見るからに固そうですが、打ち込んでみると乾いた地面にひび割れを作りながらしっかり打ち込むことができました!
地面が固い分芝生で打ち込んだ時よりも強い力が必要となりましたが、これほど固い地面に打ち込むことができれば大抵の地面で問題なく使用できるかと思います。
引き抜く際にもペグの形状を利用してスッと抜けました。
ちなみに持っているスチールペグを試したところ、何度も打ち込みを続けてなんとか地面にめり込ませることができましたが、引き抜いて見るとペグが少し曲がってしまいました。
まとめ
今回実際に検証してみて、エリッゼステークアルティメットはその名の通り究極であることをとても実感できました!
他のペグと比較すると決して安いものではありませんが、そのパフォーマンスはとても優れており一生モノのペグにもなるでしょう。
ネットで購入する際には送料無料なのも嬉しいポイントです。エリステは他にも種類が豊富ですので、気になる方は一度調べてみてはいかがでしょうか。