シングルバーナー

SOTOシングルバーナー ST-301のレビュー

SOTOシングルバーナー ST-301

キャンプでのメインの一つが野外料理かと思いますが、中でもバーナー類は重要なアイテムになります。私も複数個のバーナーを所持していますが、これだけ持っておけば火元は困らないなと感じる製品である「SOTOシングルバーナー ST-301 」の魅力をご紹介したいと思います。
ここでは、類似製品として多くの人が悩むであろうSOTOレギュラーバーナー(以下「比較対象」)との比較において、このバーナーを購入して良かった面、悪かった面、およびどのような人に向いている製品かをご説明いたします。

▲今回レビューのSOTOシングルバーナー ST-301

▲比較対象のSOTOレギュラーバーナー

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SOTOシングルバーナー ST-301の【良かった面】確実な着火と安定性

SOTOシングルバーナー ST-301

この製品の一番の利点は、着火スイッチが付属しているということです。比較対象は着火には別に火元となるものが必要なのですが、この製品であればそれが不要になります。
キャンプの際にチャッカマンやライターを忘れた場合でも、このバーナーを一つ持っていれば難なく火をつけて料理を開始することができます。

また、ガス管を設置する部分と火元となる部分が離れていることが上げられます。火元から30センチほどのチューブでつながっているため、五徳から多少はみ出すような鍋やフライパンを使用してもガス管が発熱することを防ぐことができ、より安心して調理することができます。

SOTOシングルバーナー ST-301

この製品は火力調整がより容易になっている点も利点かと思います。比較対象は、金具を回す取っ手しかついていないのですが、SOTOシングルバーナーはメモリがついているため火力の調整を目視して確認することができます。
また、バーナー類全体の特性として昼間の明るい時間帯では火が付いているのかが確認しにくいのですが、メモリがあることによって、「今はだいたいこの程度の火力があるんだな。」ということを認識することができます。

五徳も大きく安定性があることも利点の一つといっていいと思います。比較対象は直系6センチの火元なのですが、SOTOシングルバーナーは直系10センチと4センチも差があります。
数字でみると僅かですが、実際に見ると大きな違いがあります。この大きさがあれば五徳のうえに大きな器具を安定して置くことができます。また、高さも若干低くなっているため安定性を増す要因となっています。

設置面に接する脚にラバーのグリップが付いていることも、小さいですが利点と言えます。両方とも五徳と脚が一体なので、火を使用すると熱伝導で脚の部分も発熱してきてしまいます。この点、グリップが付いていることで設置面に熱が直接伝わることがなく、机を痛めてしまうことを避けることができます。

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お手軽さ、コンパクトさ、コストパフォーマンス【少し不便な面】

不便な点は、やはりお手軽さが比較対象より半減していることです。
両方とも脚は折り畳み式になっているのですが、SOTOシングルバーナーでは脚を広げてボルトのようなもので挟んで固定する方式ですが、比較対象ではワンタッチで設置できます。

SOTOシングルバーナー ST-301

もう一点は、設置時や収納時が大きくなる(コンパクトさがない)でことす。上記の良い面でも記載したのですが、SOTOシングルバーナーはガス管をつなぐためのチューブがついています。このため、設置した際にはやはりそれなりのスペースが必要になり、ソロキャンプ等で使用するコンパクトなテーブルでははみ出してしまうと思います。また、僅かな差でありますが、収納時も比較対象と比べるとやはり大きなものとなってしまい、その分スペースをとってしまいます。

費用面も比較対象とくらべ高くなってしまいます。値段が高くなるといっても一万円を下回るので単体で見ると全然安価で性能も値段以上のものがありますが、比較対象は2000円程度も安価になります。ほぼ同じ機能と性能であることを考えると、少し悩む要因とはなるのかもしれません。

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この製品に向いている人

この製品の購入に向いている方は、次のような方ではないかなと思います。

  • a.2~3人以上のキャンプを考えている方(ソロキャンプではない方)
  • b.ある程度のテーブルを持っている方
  • c.まだキャンプ用のクッカーを持っていない初心者の方
  • d.タバコを吸わない方

上記のa.およびb.は、スペースの面で大人数でのキャンプを目的としている人に向いていると思います。上記c.は五徳の大きさから安定性があり、家から持ってきた調理器具を使用する場合を想定すると初心者の方のほうがこの製品の購入をおススメ致します。
最後のd.は、少し限定的な場面ですが、タバコを吸わない方はライターや火を持ち歩く習慣がないため、ライター等の火元を忘れた場合にもこの製品であれば安心です。

まとめ

比較をしながら商品紹介をおこなってきましたが、いずれの商品が優れているということではなく、どのような製品も利用方法により便利にも不便にもなり得ると思います。
ただキャンプは自然に近い環境で行うものなので様々な想定をして、できるだけ応用力のある製品を一つ持っておけば、あなたのキャンプの際の強い味方になると思います。

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