DDタープは軽量かつコンパクトながらも、工夫次第で様々な張り方ができるのでソロキャンパーを中心に大変人気の高いタープです。
コンパクトに収まる反面、ロープやペグは非常に簡素なものが付属しており土地や張り方によっては使用が困難な場合もあります。
そのため自分好みの道具に買い換えて使用される方も多く、そういった点ではレイアウトに個性を出しやすいタープでもあります。
またDDタープを張る際ポールを使用しない方法もありますが、テントとして使用する場合は基本的にポールが必要不可欠です。
ポールは様々なメーカーから素材や長さなど様々なものが販売されており悩みがちですよね。
今回はDDタープの様々な張り方を想定し、必要なポールの長さや本数を交えながらおすすめのポールをご紹介します。
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DDタープにはポールが付属していない
早速ですが今回のテーマであるポールは残念ながらDDタープに付属しておりません。
DDタープを張る環境として、木々が生い茂っているような場所であれば木と木にロープを張る事でDDタープを引っ掛けてポールなしでも屋根を作る事ができますが、そのような条件が揃っていない環境ではポールが必要不可欠です。
市販のポールを使用しない方法としてブッシュクラフトではちょうどいい長さの木をポールとして用いる方法もありますが、必ずしも良い木が見つからない場合もありますので初心者はやはり市販のポールを事前に用意しておく必要があります。
ポールエンドがついていないポールでも100均で代わりとなるものを購入することができます。
DDタープにポールエンドは必要?
ポール先端に取り付けてタープを外れにくくしたり、タープが痛むのを防止する効果のあるポールエンドですが、ポールをループに通して使用する一般的な方法で用いる場合は必ずしも必要というわけではありません。
一方でステルス張りのメインポールのようにポールをループに通さずタープ面に直接突っ張らせて固定するような方法の場合はポールエンドを付けないとタープに穴が空いてしまう危険性も大きいためポールエンドを用意するのが望ましいでしょう。
DDタープに必要なポールの長さと本数
様々な張り方を楽しめるDDタープですが、張る方法によって必要となるポールの長さや本数も異なります。
今回は定番の張り方をピックアップし、必要となるポールの本数、長さについてご紹介します。
ヘキサタープ風(Aフレーム)
写真は
タープサイズ:DDタープ4×4
ポール:ロゴス システムロックポール
一般的によく見かけるヘキサタープのようにDDタープを立てる場合、2本のポールが必要となります。
大人が立ち上がっても高さを気にせず使えるように長さは180cm〜200cm程度あると安心できるでしょう。
ロゴスのポールであれば長さを調節できるメリットがあります。
また、ハンモックでのAフレームはクローズドの場合はポールは不要ですが焚火をする時には150cm~200cmのポールが必要となります。
写真は
タープサイズ:DDタープ4×4
ポール:ユニフレーム REVOポール180
ダイヤモンド張り
開放的な高さのある入り口が特徴的なダイヤモンド張りはポール1本で設営できます。
短いポールでも設営できますが、焚き火などを楽しまれる場合は200cm以上の高さのあるポールを用いた方がより安全に使用できます。
写真は
タープサイズ:DDタープ3×3
ポール:ロゴス システムロックポール
ビークフライ
フルクローズもできてタープ泊も可能な張り方のビークフライは最低1本のポールがあればフルクローズ状態で設営できます。
オープンスタイルで焚き火などを楽しみたい場合は2本のポールが必要です。
ビークフライで用いるポールの長さはDDタープのサイズにも左右され、3×3の場合は150cm程度、4×4の場合は180cm〜200cm程度のポールを用いる事で快適に張る事ができます。
写真は
タープサイズ:DDタープ3×3
ポール:メーカー不明 150cmのポール
ステルス張り
少し複雑な設営方法ながらもタープとは思えない美しいテントを作る事ができるステルス張りは最低1本のポールで設営できます。
ワンポールテントのように居住空間の中央部分のポールを立てる形となり、長さは150cm程度が適切です。
メインポールの他に居住空間を広くとるためテント後方からタープを引っ張り固定するためのサブポールがあるとより快適に過ごす事ができます。
サブポールは120cm〜130cm程度の短いもので問題ありません。
写真は
タープサイズ:DDタープ3×3
ポール:ロゴス システムロックポール
タープに負担がかかるステルス張りはポールエンドがあるとロゴスは使いやすいです。
ステルス張りの使用頻度が高い場合はポールエンドがあるポールを選ぶことをお勧めします。
DDタープでのポールの基本的な付け方
DDタープが他のタープと異なる大きな特徴として、ループの数が挙げられます。
人気の3×3と4×4を見てみると、4隅に1つずつ付いているほか1辺に対して3つのループがついており、中央部のループ3つも合わせると合計19か所のループとなります。
これだけたくさんのループがついているタープはほかにあまり見かけません。
ポールの付け方としては大きめに作られたループに先端を通し、その上から1〜2本のロープを引く事で簡単に立てる事ができます。
DDタープの場合はループが大きいので場合によってはループ部分を一回ねじることでループが小さくなり抜けにくくなります。
タープの取り付け部分にはよく金属製やプラスチック製のグロメットが用いられておりますが、DDタープはループを用いています。
細かい部分ですがこの点は大きなポイントとなります。
ブッシュクラフトを楽しむ際、自然で見つけた木々をポールとして用いる場合にタープがグロメット式だとそのサイズに合わせて木の先端を細く加工しなければなりません。また細く加工しすぎると先端が折れやすくなってしまうデメリットもあります。
対してループ式のDDタープはポールに用いる木の加工はそれほど必要とせず、ループに通る程度の適度な木があればそのまま使用できるので大変便利です。
DDタープにおすすめのポール7選
これまで紹介してきたようにDDタープを様々な方法で張る際におすすめとなるポールを厳選してご紹介いたします。
ユニフレーム REVOポール180
価格が安くてコスパの良いポールです。
2本を繋いで120cmでも3本をつないで180cmでも組めるので必要に応じて使い分けることができます。
重量が重たいのがデメリットですが車・バイクがメインであれば使いやすいポールです。
最大長さ | 180cm |
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収納サイズ | 65cm |
太さ | Φ19 |
重量 | 約620g(1本組) |
材質 | スチール |
DD Tarp Pole 1.8m
DDタープと同じDD HAMMOCKS社から販売されているシンプルかつスタイリッシュなアルミ製のポールです。
最大1.8mまで伸ばす事ができ、収納時は4つに分解できます。
重量が約360gとかなり軽量になっているためバックパック一つでキャンプを楽しむソロキャンパーにおすすめのポールです。
販売元としてはDDタープ3×3での使用を想定しているようで、3×3より大きいタープではXL Tarp Poleの使用をおすすめしています。
最大長さ | 180cm |
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収納サイズ | 約52cm |
太さ | 約360g |
重量 | 約360g |
材質 | アルミ製 |
DD XL Tarp Pole
DD HAMMOCKS社から販売されている220cmの長さまで伸ばすことができるアルミ製のポールです。
長さ調節が柔軟にできる点が使いやすいポールです。
最大長さ | 最長220cm |
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収納サイズ | 110cm |
重量 | 560g(1本) |
材質 | アルミ製 |
DD Hiking Pole
こちらもDDタープと同じDD HAMMOCKS社から販売されているハイキングポールです。
収納時は67cmとコンパクトに収める事ができ、タープポールとして使用する際には最長135cmまで伸ばす事ができます。
少し短く感じるかもしれませんが最低限の寝床が確保できれば良いという方には十分タープポールとして活用できますし、ポールエンドの役割も担ってくれるのでタープも痛めることなく使用できます。
最大長さ | 135cm |
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収納サイズ | 67cm |
重量 | 約255g |
材質 | アルミ製 |
ロゴス システムロックポール230
名前の通り最大230cmと非常に長く使用できる反面、最小では90cmまで縮められるためオールマイティに対応できるポールです。
5cm刻みで28段階に調整できるため、絶妙なサイズ感で使用できるのもおすすめです。
ポールエンドロックも標準で付属しているため買い足す心配もいりません。
最大長さ | 230cm |
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収納サイズ | 96cm |
重量 | 480g(1本) |
材質 | アルミ製 |
フィールドア アルミ製テントポール2本セット
高さが120cmから280cmまで広範囲に設定でき、直径32mmと太めに設定されている安心感のあるポールです。
しっかりとした安心感もありながら素材はアルミ製で軽量のため持ち運ぶ際にも大変便利です。
カラーも5種類から選べるのでイメージにあった空間を演出できるのも嬉しいポイントです。
最大長さ | 155cm |
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収納サイズ | 37cm |
太さ | φ1.6cm |
重量 | 250g(1本) |
材質 | A7075 超々ジュラルミン |
ハイランダー ウッドタープポール180 2本セット
見た目もおしゃれで自然に馴染みやすく強度の高いウッドタープポールです。
180cmと長めのポールなので、高さを出した張り方をメインに考えている方にはおすすめのポールです。
ねじ込み式で2つに分解できるので収納もコンパクトで安心です。
最大長さ | 180cm |
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収納サイズ | 107cm |
太さ | 約2.7cm |
重量 | 約1.95kg(ポール2本、収納袋込) |
材質 | ブナ、アルミ |
DDタープのペグ・ロープも必要?
DDタープにはペグとロープは付属しますが決して十分なものではないのでポールと合わせて購入することをお勧めします。
DDタープに付属のペグ地盤が固い場所だと簡単に曲がってしまいます。
DDタープでのペグについて
ペグでお勧めするのはエリステもしくはソリステです。
重さがありバックパックでのキャンプには不向きですががペグ打ちの安心感が全く違います。
固い荒れ地でもしっかり入ってくれて抜けにくいので購入を検討されているならエリステもしくはソリステをおすすめします。
長さは30cmが良いと思います。
ちなみにAmazonにも安価なペグが売っていますがエリステ・ソリステと比べると正直良くないです。
ロープ・パラコードについて
パラコードは付属のものでも使えなくはないですがブッシュクラフトをする場合には購入することをお勧めします。
木と木の間に張るリッジライン用の長めのパラコードを用意しておくとかなり重宝します。
太さは4mm程度のものが強度もあり扱いやすいです。
お勧めはコチラです。
長さは10m 1本・2m 4本・5m 1本
があればある程度のシチュエーションに対応できます。
短い場合はパラコードを継ぎ足して使います。
パラコードを切るときには切り口がほつれるので注意が必要です。
ライターであぶりほつれ止めを行いましょう。
まとめ
キャンプ道具の中ではあまり目立たない存在のポールですが、タープを張る際には非常に重要な役割を担う道具でもあります。
DDタープの場合は張り方に自由度があるのでポールの長さが定まりにくいですが今回おすすめしたポールを参考にしながらDDタープに最適なポールを探してみてはいかがでしょうか。