ベテランソロキャンパーに愛される焚火台として有名なピコグリル。
芸人のヒロシさんが自身のYouTubeチャンネル「ヒロシチャンネル」でも、色々な焚火台を使ってきた中で、今最も愛用している商品として紹介し、話題になっていますね。
収納時はA4のノート並みにコンパクトなのに、組み立てれば大きめの薪を切らずにそのままくべられる、使い勝手の良いサイズ感で人気の商品です。
コンパクトで軽量、ハイスペックなピコグリル正規品はお値段設定もそれなり!
性能を考えれば納得のお値段なのですが、キャンプグッズを一から揃えようとしている人にとって、この価格は二の足を踏んでしまいますよね。
できれば低価格で高性能のものを選びたい、という人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、正規品にリスペクトしつつ、低価格で購入できるピコグリル風のピコグリルもどきの焚火台のおすすめ商品をご紹介していきます。
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ピコグリルってどんな焚火台?
「Picogrill 398」は、スイスのSTC社製の軽量でコンパクトな設計の焚火台です。
名前にもなっている398とは開発当初の重量で、現在は改良を重ねて、フレーム、シェル、スピット2本の合計が442gとなっています。
それでも十分軽いため、ハイキング、バイクキャンプにもおすすめです。
プレートにロゴマークの型抜き加工も施されるようになり、よりスタイリッシュにブランド化されていますね。
逆に、それだけ類似品が多く出回っているとも言えそうです。
火床がフラットでごついイメージの従来の焚火台と違って、組み立てる前はただの薄いステンレスのプレート2枚。
2枚のプレートを組み合わせてカーブをつけてスタンドにひっかける仕様になっています。
火床が囲まれていないので、空気循環が良く火付けが簡単で、少ない薪でも火力は十分。
焚火台としての性能がかなり高い上に付属のスピットを利用しての調理のアレンジも自在で、万能タイプの焚火台と言えそうです。
本体だけで定価10,000円超えの商品ですが、スピット2本を付属して購入しておくと便利なため、こちらのセットで販売している正規代理店もあります。
本家のピコグリルの購入なら正規店代理店がおすすめ
本家のピコグリルはアマゾンなどでも販売されていますが価格が流動的で高騰している場合があります。
また、最近では転売品も多く出回っていますので注意が必要です。
正規代理店であれば定価で購入することができます。
Pikari outdoor-shop
正規販売店のPikari outdoor-shopさんもアマゾンやヤフーにストアを出されておりますがそちらでの購入は少し値段が高いようなのでお得に購入するなら正規代理店が一番よさそうです。
ピコグリル正規販売店 Pikari outdoor-shop
■ピコグリル398 11,600円(内税)
■Picogrill用 スピット/串 600円(内税)
送料はゆうパックかゆうパケットを選択できます。
日本郵便ゆうパック | 600-1000円 |
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ゆうパケット | 全国一律 300円 |
正規店での購入なら、スピット/串付きピコグリルが12,200円+送料となります。
Pikari outdoor-shop
ピコグリル正規販売店 Pikari outdoor-shop yahooストア
■ピコグリル398 Picogrill398 PG398 スピット(串)2本付
14,000 円 (税込)(送料込み)
重量 | フレーム・シェル・スピット2本/442g 専用ケース47g |
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素材 | ステンレス鋼 |
サイズ | 組み立て時 33.5 x 23.5 x 1.3 cm |
付属品 | 本体、スピット2本、専用ケース |
ハイスペックなピコグリルにも欠点はある?
どんな焚火台にもメリットデメリットがあります。
もちろんピコグリルも例外ではなく、軒並み高評価の口コミの中にもいくつかデメリットとして挙げられている点が。
火床のスリットが大きすぎる
空気循環を促すために火床に入っているスリットですが、穴が大きいため、地面に灰が落ちやすいつくりになっています。
そのままで使用していると地面にダメージを与えてしまうため、直火禁止の場所では気を付けたいところ。
地面への防火シートやプレートなどを使用すれば解決しますが、ゆっくり焚火を楽しみたい人にとっては熾火(おきび)が作りにくいのがデメリットと言えるかもしれません。
火床がズレやすい
火床をスタンドに引っ掛けているだけの仕様のため、雑に大きい薪を乗せるとズレてしまいます。
焚火をラフに楽しむ人にとってはプチストレスとなります。
ピコグリルには398の倍程度の大きさの760はプレートの穴にスタンドを差し込む仕様になっているのでズレがないようです。
風に弱い・五徳までの距離が高い
空気の循環が良く火が着きやすい反面、風に弱いという点があります。
また、薪から五徳までの距離が高いので料理に時間がかかる場合があります。
料理をする時にはクッカーや鉄板などへ熱が集中せず時間がかかるので強火での料理や湯沸かしなどを急いでいる場合にはは火加減や高さを調節する工夫が必要です。
灰が落ちやすい、火床がずれるというデメリットは、ピコグリル愛用者のヒロシさんも「ヒロシチャンネル」で唯一気になる事として挙げていました。
それを補う使い心地の良さで相殺されているようですが、ベテランになればなるほどちょっとした不具合に気づきやすいのかもしれませんね。
ピコグリルはコピー品も多い?
焚火台として使いやすさや持ち運びなどを追及してムダをそぎ落とした結果、ピコグリルはシンプルになり、そのデザインはコピーしやすいものとなってしまいました。
本物と偽ったピコグリルの偽物をメルカリやAmazonで少し安く販売していることもあるようなので、注意が必要です。
もちろん技術的には他メーカーの追随を許さない本家ですが、シンプルゆえにこの金額を払うのをためらう人が多いのも事実。
本家ピコグリルが素晴らしいのは百も承知の上で、同じような機能、デザインでお安く買えたら嬉しい気持ちもよくわかりますね!
ピコグリルとピコグリルもどきを比較!違いは?
ピコグリルとピコグリルもどきを並べて比べてみました。
主な違いは3つ
- 収納ケースの違い
- フレームの違い
- ステンレス板の形状の違い
比べたのはアマゾンンで販売されているピコグリルの類似品
収納サイズはA4で一緒ですが、収納ケースの作りはピコグリルもどきよりも本家のピコグリルの方がしっかりと綺麗な作りとなっています。
フレームは形状は少し違うもののサイズ感はほぼ同じで全体的に中華製ピコグリルの方が太く重みがあります。よく言えばしっかりとしている感じです。
フレームはあきらかに太い部分もあり重さの違いに影響しているようです。
本家のピコグリルは購入当時から少し弧を描いているのに比べ中華製はまっすぐなステンレス板といった感じです。
(本家のピコグリルは30回以上使っているので購入当時よりゆがみはひどいです)
広げても中華製はフラットなまま。
組み立てた状態ピコグリル本家の方が若干、中央が下がっています。
(使用に伴う変形の可能性もあります。)
横からの見た目。
本体の高さがピコグリルもどきの方が高く五徳と近いので料理をする時には本家のピコグリルよりは良いかもしれません。
ピコグリルもどきには灰皿が付属しますが本家のピコグリルには付属しませんので100均などで灰受け代わりになるトレーを購入するか難燃シートなどを用意する必要があります。
ピコグリルとピコグリルもどきを比較してみましたがピコグリルもどきのほうが重みがありしっかりとしている印象があります。
五徳との近さも良い点と思います。
ただ、全体的に雑な作りなので価格面を重視するなら割り切りが必要だと思いました。
ステンレスの淵は処理されておらずかなり鋭利な状態ですので指を切る可能性がありますので注意が必要です。
ペーパーやヤスリで処理して使用することをおすすめします。
ピコグリルより調理向き?中華製のピコグリル類似品
ピコグリルの類似品にはこんな形もあります。
重さは657gと本家のピコグリルより重くなりフレームが若干太く・シェルはわずかに厚みがあります。
このピコグリルの類似品のメリットはゴトクを置き換えれば火加減に合わせて高さを変えれるということです。
全体的な質感は本家と比べると中華製っぽさはありますがコスト面と調理面に関してはメリットはあります。
激安!おすすめピコグリルもどき6選
焚火ブームで「ピコグリルもどき」は楽天でもAmazonでも豊作!
中でも低価格、充実したセット内容、アフターフォローの充実などで他の商品と差別化できる、ピコグリルもどきをご紹介していきます。
TokyoCampの焚火台
ピコグリルに限らず、“もどき”は中国製が多い中、安心の日本ブランドの「TokyoCamp」の焚火台。
溢れるピコグリルもどき達の商品説明の文章に違和感、漢字表記の違和感に疲れた人には(笑)やっぱりメイドインジャパンがおすすめです!
火床部分がフラットなデザインのため安定感があり使いやすく、本家ピコグリルの完全なコピーではないところは好みが分かれそうですね。
120時間の燃焼実験済みで、日本製らしく安全性、安定感に細部までこだわった焚火台は、付属の収納ケースもデザイン性が高くおしゃれな印象。
口コミでは梱包も丁寧で、大きな薪をくべてもグラつかず、使い勝手も◎と高評価が多く確認されました。
本体に全て保護シートが貼られた状態で送られてくる画像が実際に確認できます。
このあたりも日本ブランドならでは。
また、90日間のメーカー保証も他のメーカーとの差別化になっています。
オンライン購入で気になるのはアフターフォロー。
画像で確認していたイメージと違う、説明書を読んでも設置方法がよくわからないなど、気になることを確認しやすいのも大事な要素ですよね。
日本のブランドということもあり、そういった購入後の不安要素もクリアにされているので安心感が高くおすすめの商品です。
重量 | 本体650g |
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素材 | ステンレス |
サイズ | 収納時 34cm×24cm |
付属品 | 本体、スピット2本、専用ケース |
Jetika 焚き火台
セット内容は焚火本体とスピット3本、焼き網2枚と焚火シート、燃焼補助物、収納ケースとかなり充実しています。
焚火、アウトドア初心者には嬉しいですね。
参考価格 3,580円
重量 | 約720g |
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素材 | ステンレス |
サイズ | 収納時 約31×23cm(本体) 組み立て時約38.5×26×25cm |
付属品 | 本体、スピット2本、焼き網2枚、火吹き棒、燃焼補助物、のこぎり、専用ケース |
UPGOの焚火台
ピコグリルのシンプルなフレームとはかなりデザイン性で違いを感じられますが、逆にそれが安定感に繋がっている「UPGO」の焚火台。
その安定感の高さゆえ、組み立ては本家より面倒に感じられるようです。
極薄い造りで加工がされていないため、エッジがかなり鋭利な状態で送られてきます。
組み立てにも少しコツが必要なので、素手で触ると危険!軍手着用必須との口コミが多数寄せられていました。
火を入れていくうちに変わってくるかもしれませんが、気になる場合はやすりがけ必須ですね。
細かいことが気にならず、コスパ重視、安定感のある焚火台で薪をラフに乗せて焚火を楽しみたい人にはおすすめの商品です。
重量 | 本体648g |
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素材 | ステンレス |
サイズ | 収納時 33.5×23.5×1cm 組立時 38.5×26×24.5cm |
付属品 | 本体、五徳、専用ケース |
Bluegoの焚火台
低価格の軽量焚火台です!これなら耐久性に多少問題ありでもピコグリル風の焚火台をお試し感覚で使ってみたいと言う人は購入しやすいですね。
仕様や組み立ても本家と同様シンプルで簡単です。
収納時はもちろんA4サイズとコンパクト。
更に100時間燃焼しても変形しない丈夫なステンレス鋼をうたっています。
口コミの投稿がまだ確認できず、実際の使用感などが未知数ですが、数回のお試し感覚での購入には最適ですね!
重量に関しては本体個別の記載が無く、梱包サイズのみでしか確認ができませんでしたが、700gとなっていました。
十分軽いので試してみる価値はありそうです!
重量 | 700g |
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素材 | ステンレス |
サイズ | 梱包サイズ 35.3 x 24.3 x 3.1 cm |
付属品 | 本体、スピット2本、専用ケース |
TQOUTDOOR 焚き火台 2,700円
耐荷重8kgとしっかり薪を受け止めてくれる「TQOUTDOOR」の焚火台は灰受けつきでこのお値段。
スリットから灰がおちること、重い薪をくべると火床がたわんで地面と近くなりダメージを与えることを織り込み済みのセット内容はありがたいですね!
地面へのダメージをきちんと考えられているところが、好感をもてます。
専用ケースはデザインが二の次のメーカーが多いですが、こちらはシンプルでおしゃれなデザインです。
口コミでも太い薪をくべても問題なしの丈夫さ、簡単組み立てで大満足と高評価。
本体とフレームの重量が460gとかなり軽量な造りとなっています。
本家ピコグリルの軽さをメリットに感じている人にはおすすめです。
重量 | 本体460g |
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素材 | ステンレス |
サイズ | 収納時 34x23x1㎝ 組立時 39x25x27㎝ |
付属品 | 本体、スピット2本、火吹き棒、ワイヤーソー、専用ケース |
【Kumako】の焚火台
アマゾンで販売されているピコグリル類似品の焚火台です。
デザインはかなり本家に近く見える「Kumako」の焚火台。
組み立ても簡単で、本体と火吹き棒、ワイヤーソー、専用ケースがついてピコグリルの定価の半値以下になっています。
専用ケースはシンプルな形状で、デザイン性に欠けますがフィット感がありバックパックにもきれいに収まります。
耐荷重6.5kgでかなりしっかり薪をくべられます。
重量 | 本体640g |
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素材 | ステンレス |
サイズ | 収納時 33×24×2cm 組立時 39×26×26cm |
付属品 | 本体、スピット2本、専用ケース |
まとめ
おすすめのピコグリルもどきの焚火台をご紹介しました。
基本的にはデザインにほぼ違いはなく、軽量化する技術が伴わないことから重量が本家より重い製品がほとんどですね。
耐久性に関しても違いは出ると思いますが、使い方は人それぞれなのでハードに使わない限りそこまでの差は感じられないかもしれません。
良い部分を取り入れたお手頃価格の商品を購入できるのは、消費者としてはありがたい事ですよね。
でも本家がしっかり売れないと本家の価格も下がらないわけで…。
もちろん開発の努力など、モロモロ込みのお値段だとは重々承知の上で、ピコグリルもどきを使ってみて本家がやっぱり良い!となればそれはそれで良し!という気もします。
ピコグリルのデザインや燃焼効率を低価格でお試しするなら、ピコグリルもどきの焚火台で体験してみるのもありですよ!