ソロキャンパーやブッシュクラフターに大人気のバックパックはいくつかありますが、そのうちの一つが、サイバトロンバックパック3Pタクティカルです。
有名なリュックではありますが、なかなか扱っている店舗がないリュックなので、手にとって見れず、買うのをためらっている方も多いのではないでしょうか。
今回はサイバトロンバックパック3Pタクティカルのメリット・デメリットや使い方をレビューしていきます。
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サイバトロンバックパックとは
両サイドに付いているサイドバックが特徴的なサイバトロン3Pタクティカルですが、容量などはどうなっているのでしょうか。
ますは基本的なスペックをご紹介します。
サイバトロン3Pタクティカルと3dayバックパック
- メインバック37L 48cm×27cm×27cm
- サイドバック 33cm×12.7cm×10cm
素材は防水900Dを使用しています。
またAmazonや楽天でサイバトロンを検索した場合、37Lでサイドバック無しのもの、27Lのものも出てきます。
どれも形状は同じなので、単純に自分の用途を考え、容量が合うものを選択すると良いと思います。
サイバトロン バックパック 3Day
3Pタクティクルバックパックと混同しがちなのが、サイバトロンバックパック3Dayです。
こちらの方は3Pタクティクルと比べ、大きさはあまり変わりませんが、厚さが薄い作りになっています。
また、サイドバックがかなり小さくなっているので、商品名が似ていますが購入する際は気をつけましょう。
ヒロシさんも使っているサイバトロン3Pタクティカル
ヒロシさんのユーチューブをご覧の方ならご存じだと思いますがヒロシさんも野営の際にはサイバトロン3Pタクティカルを使っておられます。
こちらの2020年3月のキャンプ道具紹介の動画でヒロシさんの使っているギアが確認できます。
サイバトロンバックパックの容量!37Lってどんだけ入るの?
比較的、容量が少なめなハンモック泊であれば冬の装備(真冬は除く)が、ほぼ入る容量です。
着替えが必要な場合や寒さに弱い場合はもう少し工夫が必要かもしれませんが。
カスタムやパッキングは後半で紹介します。
サイバトロン3Pバックパックのここがいい!
3Pタクティカルは店舗であまり見ることがないので、メリットがわかりにくい。
ここでは3Pタクティカルの良かったところをまとめました。
とにかく収納スペースが多い!
3Pタクティカルバックのスペックとしてまず思い浮かぶのが、その収納スペースの多さです。
メイン収納スペースの他にサブの収納スペース、手前側の上部には小さなポケットが1つ、下部に大きめのポケットが1つあります。
その上、サイドバックが両サイドに2つ付いています。
手前側のポケットは中が小さく分けられているので、小物を収納でき、サイドバックは容量がとても大きく、DDタープの4m×4mが入る大きさです。
その上、バックパックの上下にはループベルトが付いているので、マットやブランケットなどを取り付けられます。
これだけの収納スペースがあれば、ソロキャンプには十分な容量です。
メイン収納スペースには、寝袋やテントなどを収納。
サブの収納スペースはメインよりは薄くなっているので、厚みがあるものは入れられませんメスティンくらいの厚みであれば問題なく入ります。
サイズは薄ければA4サイズも入るので、ピコグリルは余裕で入ります。
メインバックが180度開く!
3Pタクティカルのバックのメイン収納部分は、180度開きます。
メイン収納へのアクセスがしやすいバックパックはよくありますが、メイン収納部分が180度開いてしまうバックパックはなかなかありません。
これだけ開けばもちろん収納も取り出しもとても簡単です。
コストパフォーマンスに優れている
これだけ拡張性があり様々な使い方ができるバックパックにも関わらず、とても安い価格です。
通常であればこれだけの収納性があるバックパックを考えると、1万円は超えてしまいます。
3Pタクティカルはコストパフォーマンス抜群なので、ソロキャンプのリュックに悩んでいる方は是非検討してみてください。
3Pタクティカルのデメリット
3Pタクティカルにもいくつかでもリットがあります。
ここではデメリットと感じたところを紹介します。
背負った時に少し重い
3Pタクティカルは丈夫な作りになっていますが、バックパックの重さは登山用のバックパックに比べると重いです。
バイクでソロキャンプに行く方や、電車やバスで行く方には、この重さは気になるかもしれません。
メインの容量が少ない
3Pタクティカルは容量の大きいサイドバックと、多くの収納スペースによって使いやすいバックパックです。
しかしいくつも収納スペースがある代わりに、メイン収納スペースの大きさは少し小さいです。
3シーズン用のダウンシェラフとタープを入れると、それだけでいっぱいになってしまいます。
持っていくキャンプ道具にもよりますがメイン収納スペースが小さく、大きなものが入るスペースがないことは気になります。
サイバトロンとプレデター45のメインの収納サイズ比べるとかなり違いがあります。
ですが全体の容量では
- プレデター45 45L
- サイバトロン 37L+サイドバック×2
なので大差はありません。
というわけで大きなものを入れたい場合はサイバトロンは不向きと言えます。
3Pタクティカルの醍醐味は拡張性!自在にカスタムできる!
3Pタクティカルは拡張パーツを買うことによって、さらに使い道は広がります。
この拡張性こそ、3Pタクティカルの最もおすすめする点です。
MOLLEシステムとは?
3Pタクティカルバックパックは、MOLLE SYSTEM(モールシステム)に対応しています。MOLLEとはModular Lightweight Load-carrying Equipmentの略称です。
バックパックを探しているときに、バックパックの外側に帯が縫いつけてあるのを見たことがある方も多いと思います。
これをPALSウェビングと言い、様々なアクセサリーを取り付けれます。
それがMOLLEシステムです。
これにより、MOLLEシステムに対応しているアクセサリーは、なんでも取り付けられます。
3Pタクティカルのオススメのカスタムアイテム
3Pタクティカルバックパックのモールシステムでカスタムできるアイテムをいくつか紹介します。
カスタムは比較的安価なものが多いのでチェックしてみてください。
4wayバック
4wayバックはサイバトロン社から出ている小型のバックです。
名前の通り4通りの使い方が可能です。
1つ目がバック上部に持ち手が付いているので、手提げバックのように持つスタイルです。
2つ目が付属のベルトをつけることによって、肩から斜めにぶら下げられます。
そして3つ目がバックの背面にベルトを通すことによって、ウエストポーチのように使うスタイルです。
そして4つ目が背面の細いベルトを使うことによって、バックパックと合体させられます。
これにより、見た目はさらにかっこいいアウトドアバックパックになりますし、3Pタクティカルの収納をさらに増やせます。
キャンティーンをカスタム
キャンティーンを外付けでカスタムすればかさばるクッカーをバック内から減らせます。
水筒(水1L)クッカー・風防コンロが外付けできます。
キャンティーンを取り付けると軍隊っぽいカスタムになります。
今回はキャンティーンでイナバのグリーンカレーに具材を足してソロキャンプをしました。
他にもある!サイバトロンのカスタムアイテム
JETEDC 工具バッグ
こちらもJETEDCのバックです。工具入れとなっているので、小さい収納スペースが何個もついています。
そのため、小型のナイフや火吹き棒、SOTOのスライドガストーチなど、アウトドアの小道具を入れておくのに最適です。
小道具を一つにまとめておけば、失くすことも減りますし、「バックパックのどこにしまったか忘れてしまった」ということがないのでとても便利です。
JETEDC ケトルバック
サイバトロンのサイドバックを外し、MOLLEシステムに対応している、JETEDCケトルバックを取り付けられます。
このバックは1リットルのボトルがすっぽり入ります。
また外側には小型のポケットも付いているので、インスタントコーヒーや紅茶などを入れられます。
モールシステム用ベルト
バックパックの上下にループベルトが付いているのでココにつければブランケットやサーマレストマットなどが付けることができます。
底面にもループがあるのでモールストラップの取り付けが可能
底面は直径10cmまたは四方が10cm以下の長物であればモールシステムを使わなくても取付が可能
(写真はキャプテンスタッグのテーブルを付けてみた。
サーマレストは入らなかったのでモールストラップが必要です。
サイバトロンバックパックの使い方とある日の野営パッキング
先日、冬のハンモック泊を想定してソロキャンプに行った装備のパッキングをご紹介します。
シュラフやタープなど大きなものはメインとサイドバックへ
メインポケットにはコンフォート温度-3℃まで寒さに耐えられるダウンハガー800の#1とDDアンダーブランケットがコンプレッションバッグで圧縮しなくても入る。
上部に少し余裕があるのでグランドシートを入れておくと到着してすぐに取り出せる。
サイドバックにはDDタープ3×3とハンモックをパッキング。
サイドバックとメイン収納でソロキャンプのメインギアが収まる。
タープ泊であればサイドバックなしでさらに軽量にするこも可能。
タープの方のサイドバックは少し余裕があるのでエリステペグ28を4本と炭ハサミも入る。
キャンプのペグ選び【おしゃれ・安い・強固】オススメのペグ10選!
サブの収納ポケットは厚みがない?
サブの収納ポケットは厚みがないとは言えasobitoのメスティンケースがすっぽりと綺麗にパッキングできる。
このasobitoのメスティンケースは厚さが9cmあり、メスティンだけでなく100均カトラリーケースなども収納できる。
ファイヤーボックスもピッタリ収まるので調理・焚火関連をなど、色々パッキングしてみた。
ライトなど小物は手前の小さなポケットへ
小さなライト類であればいくつか入れてもまだ余裕がある。
デイツオイルランタンはリュックへの収納は難しいのでモールにぶら下げてパッキング。
むき出しで持っていくのが気になる場合は専用のカッコいいランタンケースが販売されている。
ホヤなどの保護にもなるので安心感はある。
スノーピークのたねほおづきは磁石でつくので取り外しが簡単。タープのループにも簡単に付けれるので便利
ランタンオイルは小さく収めれば場所(ポケット)を選ばずパッキングできる。
デイツのオイルランタンや・UCOキャンドルランタンなどの自然な灯りでノスタルジックな雰囲気を味わえる。
ナイフやのこぎりもパッキングがしやすい
焚火に欠かせないナイフやのこぎりもきれいに収納できます。
ナイフやのこぎりは前面の大きめのポケットが使いやすい。
斧はサイドバックの内側に収納すれば安定して収まります。
あまり長い斧は収まりが悪くなるので注意が必要です。
落ち木が多いフィールドであれば重たい薪を持っていかなくて良いのはパッキング・コスト面で嬉しい。
サイバトロンバックパックは外付けのカスタムが豊富
サイバトロンバックパックは外付けのカスタムが豊富にできるのが良いです。
カラビナでぶら下げても良いですしモールシステムのストラップを付けてブランケットやマットを付けることもできます。
スタッキングしにくいシェラカップやキャプテンスタッグのククサ風木製カップ・キャンティーンセットは外付けすればバックパック内はかさばりにくい。
パラコードは到着して早めに使うので外付けの方が便利。
焚火料理が楽しくなるキャンティーンセット
キャンティーンセットはとても便利でカップがあれば湯沸かし・調理と重宝する。
ロスコのキャンティーンカップセットは安くてガンガン使える。
キャンティーンボトルはナルゲンのオアシスボトル。
ちなみにヒロシさんも使っている上位クラスのパスファインダーは武骨でカッコいいのでそちらもおすすめです!
サイバトロンがあれば幅広いキャンプを楽しめると思います。
季節・フィールド・食料・調理法によってパッキングするものが変わると思いますのでカスタムできるのはサイバトロンの最大の強みです!
サイバトロンバックパックで冬キャンプ装備は十分な容量
改めてサイバトロンの良さを実感しました。
今回はクーラーボックスを持っていきましたが手荷物をなくしたい場合はもう少しカスタムを上手にすればさらに軽量にすることはできそうです。
以上、ありきたりな装備でしたが参考にしていただけると幸いです。
3Pタクティカルは最初のソロキャンプバックには最適!
3Pタクティカルは値段が安く、ソロキャンプに使うには十分な容量を持つバックパックです。
またMOLLEシステムにより、拡張性がとても高いので、あとから欲しい収納があれば付け足せばいいので、ソロキャンプ初心者にはとてもおすすめのバックパックです。